車体と住居部分をどうやって固定するか

自分でキャンピングカーを制作するにあたり、一番悩んだのが、

車体と住居部分をどうやって固定するか

です。いわばここが生命線になるからです。ここがうまくいかなければ走行中に荷崩れを起こして大事故にも繋がります。


展示されている中古車をいろいろ見たときに、

お、これだ!

と思わず叫んでしまったのが、今回ベースにしたいすゞのエルフです。

まず床と住居部の固定ですが、エルフの木製の床と車体は左右6ケ計12ケのボルトでしっかりと固定されてます。

このボルトを長いものに代えて、新しく制作した床に貫通させボルトで再び固定してやればいいわけです。あとは、床と柱をしっかりと固定してやれば、荷台と居住部が走行中の衝撃で外れるということはまずないと思います。

これだけでもかなり頑丈な作りになると思いますが、さらにもう一つ。

荷台の前部です。ここに2つのボルトが刺してあります。

おそらく荷物を固定するためのものだと思いますが、これを利用しない手はありません。

上から見た写真。

↑逆側から見た写真。

この2つのボルトで横向きに2×4材を固定し、その2×4材と柱になる2×4材をしっかりと固定し、

さらにその柱と床を固定すれば、

前部は完全に車体に固定されます。

「余分なボルトを使いすぎると違法改造車になる」という話も聞きますので、初めからついてるボルトを利用すれば問題はないはずです。

床と前部で2重の対策になりますが、さらに3重にしたい場合は次の方法がベストだと思います。



ある日突然現れた3輪車の自作キャンピングカーです。

すごいでしょ。僕の師匠です。いろいろ勉強させてもらいました。

ラチェット式ベルト(たぶん)という固定ベルトで居住部全体を固定してました。むしろ、これが本来の積荷の姿なのかなと思います。

そんなもんで大丈夫か?

と思うでしょ。

アマゾンで2100円ほどで売ってるこれなんかは、

耐荷重はなんと5000kgです。




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