ペンキと防水テープだけで作る自作キャンピングカーの屋根の最終章

 

さて、問題の屋根です。

屋根の端とべニアとべニアの間に防水テープを貼ります。

この防水テープが強力なのですよ。

このテープを貼ることによって防水の役目と共に、べニアが紫外線や雨などでどうしても端の方から劣化していくのでそれを防ぐことにもなるはずです。

隙間を生じさせないようにピタっと押さえつけながら念入りに張り付けていきます。

途中でなくなったので昨日ジョイフルAK(ホームセンター)で買ってきたものを取り出し

・・・

し、しまったあ。

違うのを買ってきちまったぞ。

まあいいか、同じ防水テープだし。

見栄えが悪くなってしまいますが、

・・・

もともと悪いので気にせずに貼っていきます。

 

ふう。

できました。

換気扇のボックスにも貼ったし。

これで完璧でしょう。

少なくとも2年ぐらいは大丈夫でしょう。

 

朝起きるとウッドデッキが濡れています。

かなりの雨が降ったようです。

青の2号は

・・・

まあこれしきの雨なんぞ。

なんてことはないでしょう。

入ってみると

・・・

が~ん。

コーキング剤を丁寧に塗り込み、さらにその上から防水テープを貼って2重に対策を打ったはずの、

この脱走不可能なアルカトラズ刑務所にも似た完璧な防御システムから

・・・

如何にして敵は室内に侵入して行ったのか。

うーむ。

ナゾです。

 

ナゾは解明しなくてはいけません。

僕はべニアとべニアが角で4枚交差しているあのあたりが怪しいと睨んでいます。

4枚を合わせた時になかなかピッタリと合わなくてかなりの隙間ができていたのですよ。

だからここはコーキング剤をたっぷりと塗り込んで入念に仕上げたつもりだったのですが、甘かったのかもしれません。

せっかく貼った防水テープを剥がし、

・・・

これがまたメチャ粘着力が強くて剥がすのも一苦労なのですが、21世紀最大のナゾ解明のためには止むをえません。

さらにその下のコーキングもヘラをつかって剥がしていきます。

もし水が浸入していたなら中がまだ濡れているはずです。

ここまでは異常は見つかりません。

そして、いよいよあの交差点です。

覚悟!

どりゃあ。

ベリ!

な、なーんと

・・・

乾ききってます。

どうやら犯人の浸入現場はここではないようです。

 

次に向かって左側。

運転席側に向かって剥がしていきます。

 

1mぐらい進んだところだったでしょうか。

なに!?

・・・

水です。

水が溜まってます。

しかし、この水はどこから入ってきたのか。

その10㎝ほど先を見てみると

・・・

テープが変色してます。

そうか。

ここだったのか。

しかし、何故ここから犯人は浸入できたのか。

防水テープを剥がしてみると

・・・

たぶん2年前に1号を製作した時に付いたと思われるコーキング剤が1㎝ほど島のように残っていて、

その真上を横切るようにテープが貼られており、そのわずかな隙間から水が入って行ったのだと思われます。

おそらく防水テープの隙間をすり抜けていった犯人は、最終防御壁の役目のコーキング剤の甘い箇所も見つけ出し、そこから室内に侵入していったのではないかと推測されます。

こんなわずかの隙間も見逃さないとは

・・・

H2O恐るべし!

そのあとべニアとべニアの間を塞いでいたすべてのテープとコーキング剤を剥がしたのですが他に異常は見られませんでした。

今回の浸水口はあの一か所だけだったようです。

 

さて、ではどうするのか。

コメントをいただいた中のご指摘にもあったように、1号、2号のように再び防水シートを被せるのか

・・・

防水テープとコーキング剤を剥がしたところに、新たにコーキング剤を塗ります。

前回までは適当に塗りたくっていたのですが、今度は慎重にヘラで押さえつけながら塗り込んでいきます。

換気扇ボックスの周りにも塗り込みます。

完成です。

一日置いてさらにペンキを塗っていきます。

端に貼った防水テープの貼り際にもコーキング剤を塗り

ペンキを塗ります。

仕上げに防水テープを貼ろうと思っているのですが、

この状態で浸水しないことを確かめてから貼ろうと思っているので雨待ちをします。

 

一昨日の晩から朝にかけてかなりの雨が降っていますが、

・・・

まあこれしきの雨、なんてこたあないはず。

一応確認してみると

・・・

ガーン😨

動揺してたせいかピンがあってなくてわかりずらいですが

・・・

雨漏りしとる

・・・

がっくし。

雨が上がったらやり直しです。

まあ、後ろだけだし、たいしたことはないのかと思ったのですが

・・・

天井を見ると

・・・

うっ、

雨漏りしとる

・・・

それにしても、一体どこから雨水が浸水するのでしょうか。

べニアから侵入することは考えられないので、べニアとべニアの継ぎ目しかないのですが

・・・

僕が怪しいと睨んでいるのは、この防水テープです。

防水テープは最初は右の①↓を使っていて、途中から左②に変えたのですが、

どうも①の粘着力がイマイチのような気がするのです。

さらに、表面が布なので重ね貼りしたところから

水が入ってくるのではないかと。

そこで①のすべてのテープの上に強力な粘着力の②を2枚重ねて、幅広に貼ってみることにします。

貼り際には念のためコーキング剤を塗っていきます。

せっかく取り付けたソーラーパネルも取り外して、

すべての①のテープの上に、②の強力粘着防水テープを貼り、コーキング処理をしていきます。

出来上がりました。

簡単に終わるかと思いましたが、半日がかりの作業になってしまいました。

実は、この作業を最初の段階でやろうかと思ったのですが、そんなに厳重にやらなくても雨漏りは防げるだろうと思い、敢えてやらなかったのです。

だから、もし雨漏りしても最終的にはこれをやろうと思っていたので余裕はあったのです。

でも、逆に言うと、これが

ペンキ+防水テープ作戦の最後の手段

になるわけです。

だからこれが失敗すれば後がないのです。

 

昨日防水テープを貼り、コーキングした上にペンキを塗っていきます。

完成です。

・・・

これがホントの最終形になります。

ね、見てもわかるように雨水が浸入しそうなところはどこにもないでしょ

・・・

換気扇の通風口がちょっと怪しいけど。

 

翌朝の5時54分です。

昨夜は時折たたきつけるような激しい雨音が聞こえてきていました。

今もまだ本格的な雨が降っています。

それでは見てきたいと思います。

・・・

今まで雨漏りをしていたキッチンの上隅を見ると

・・・

なんと

雨漏りはしていません(シミは前のもの)。

続いて中に入って数日前に雨漏りをした個所を

見てみると

・・・

おお、

雨漏りはしていません。

やりました。

雨vs屋根の長年の抗争についに終止符を打つことに成功したのです

・・・

ぱちぱちぱち。

 

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