青の1号制作にあたり、かなり悩んだのが「窓」です。
当初は出来合いのアルミサッシを付けようと思い、札幌ファクトリー内にあるYKKのショールームに行って話を聞いたりして、自分でつけられるのか不安ながらもNETでサッシを注文しました。
実物を見ると何とか付けられそうですが、大きな問題がありました。
取り付け後の出っ張りが本体だけで45ミリ、外側の網戸部分を入れると50ミリもあるのです。
対し、エルフのアオリの幅は37ミリ。
13ミリほどはみ出してしまうのです。道路交通法では積荷の幅は車体までと定められていて1ミリたりともオーバーは許されません。まあ、そこまでは言わないとは思うものの、作っちゃった後で文句言われても困ります。
ということで自分で作ることにしました。
材料は(1枚分)、
- 600㎜×900㎜×3㎜(厚さ)のアクリル板2枚
- 60㎜×10㎜(厚さ)の松材(蝶番を付ける上側用)
- 40㎜×10㎜(厚さ)の松材
- 3㎜のボルト・コーキング材・接続金具(ダイソーで4枚100円)・防腐剤
です。
1.アクリル板の外周を囲むように松材を切り、アクリル板にコーキング材でしっかりと接着(水の浸入を防ぐ)。
(注)コーキング材はアクリル専用のものを使用(5倍くらい高い)。
2.アクリル板側に同じ長さの松材を貼り、その上に2枚目のアクリル板を貼り、さらに松材を貼る(これでアクリル板は2重になる)。
3.外側になる方に防腐材を塗る。
4.固定用金具と3㎜ボルトで固定する。
結果的には、市販のアルミサッシよりいいものができたのではないかと思ってます。
YKKのショールームでキャンピングカーにつけても大丈夫か(耐震性)、と聞いたのですが、
「さあ、聞いたことはないですが、震度7の地震にも耐えられるよう作られています」
とのことでしたがキャンピングカーの場合、時には震度7以上の揺れが続くこともあるわけで、重く固定ビスが上下それぞれに3か所しかないアルミサッシではやや不安なような気がします。
さらに、「引戸は雨の日にはつらい」ということも聞きますので、このような跳ね上げ式は雨にも強いのではないかと。
<お知らせ>
青の1号が完成したので全貌を紹介しています→青の1号完成です