このサイトは僕が定年退職をする前の2017年4月から中古トラックの荷台に住居部を架設し、キャンピングカーモドキを制作した過程を記録したものです。
よって、このサイトは自作キャンピングカーの製作マニュアルではありません。この通りに作ったのにうまくできなかったとか、走行中に分解して落下してしまった、どうしてくれるんだと言われても困ります。
ただ、これにより僕の退職前の約3か月がとても充実したものになったのは間違いありません。
在職中に夢中になった仕事に匹敵するほどの充実感がありました。もっとずっと作っていたい!と途中でペースを下げたほど面白かった(まだ完成してないけど)。会社に行きたくありませんでした(けっこうこれで有休を消化した)。
もし、このサイトをご覧になっている方が、退職したけどやることがない、ゴルフとか陶芸教室とか写真撮影とか普通の趣味ではどうも充実感がない、というような状況だったとしたら是非挑戦してみると面白いと思います。中古トラックなど数十万から売っているし(かなりの年代ものかもしれない)、製作費もたいしたものではありません。
ただし、キャンピングカーモドキと書いたように、居住部はあくまでもトラックの「積荷」です。「積荷」は絶対に崩れないよう固定しなければなりません。
さて、何故「自作」なのか。
「そんなの買えばいいでしょ」
と何人もの人に言われました。
だって、買っちゃ面白くもなんともないでしょ。
ということもあるのですが、僕の想いの深層を辿ると1枚の写真にたどり着きます。
そう、この写真にやられてしまったのです。
ー青い空と白い雲。どこか北欧を思わせる風景をバックに、後部テラスに座り新聞を読むヒッピー風の男性ー
これをNETで見つけたのはもう何年も前のことです。
一発でやられてしまいました。何かココロの奥底をぐさりと刺されたような衝撃を受けたのです。
いつかこんなキャンピングカーを自分でも作ってみたい。そして世界を周ってみたい。
その時そんなことを思い時折眺めていたのですが、それがいつしか、
60歳になったらやろう
という具体的な目標に変わっていったのです。だから僕の作るキャンピングカーのマル必条件は、
テラスがあること。
テラスがあるキャンピングカーなど、日本ではたぶんどこにも売ってないでしょう。先月NHKで「自作軽キャンピングカー」の特集をやっていたように、最近日本でも流行ってきているようですが、テラスを付けようとは思わないはずです。何故かというと、限られたスペースの中でできるだけ車内を広くしようと考えるためです。
でも、旅に出ればできるだけ外に出ていたいし、雨の日でも雨音を聞いていたい。中にいれば家にいるのとあまり変わりありません。だから、車内は寝るだけのスペースがあればいい。
というコンセプトの元に制作を始めたのですが…
とりあえずの半完成品はこの通り。
テラスなんかねーじゃねーか
と、鋭いツッコミをされたアナタ。
あるでしょ。暖簾の奥のスキマと35cmくらいのテラス
・・・
まあ、でも、このバックのアオリの部分に板を足してもっと広いテラスを作ろうと思っていたのですが、なかなか手強いのです。今後の課題です。
6月末で会社を定年退職しました。
社員には直接挨拶ができたのですが、挨拶ができなかった関係者の方々に挨拶状を出さなければなりません。
それが、昨日出来上がりました。めったにない写真付きです。
あの写真と雰囲気似てるでしょ。
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